COLUMN
竹原校長からのメッセージ
2026.10.02
英検3級に合格したのに、中学校の英語で苦戦するのはなぜ?
英検3級合格=中学英語が身についている、ではない
「小学生のうちに英検3級に合格したから、中学校の英語は安心」 そう思われる保護者の方も多いのではないでしょうか。 英検3級は、英語学習の大きな目標の一つです。 合格するためには、単語や文法の知識だけでなく、読む・聞く・書く・話すといった力も必要になります。合格したこと自体、またそこに向かって勉強したことはとても素晴らしいことです。 ところが、中学校に入学してから、 「英検3級を持っているのに、学校のテストでは思ったほど点が取れない」 「授業についていくのが大変になってきた」 「英検では合格できたのに、文法問題になると苦手」 ということが「とても多く」あります。 ここで強調しておきたいのは、そういうお声、相談が現状、本当にとても多いのです。 小学校のときに、海外にいたのでリスニング力はあって、結構わかるんです、 とか、英会話をやっていて耳慣れして、単語もだいたいわかります。 でも、いざ、学校の試験では、点数が取れない、なぜなのでしょうか。 英検3級は、英語力を測る一つの目安になります。 ある程度の単語、リスニング力、思考力なども備わっていないと合格はできません。 なので、合格している、ということはそれだけの力があることは、事実なのです。 ですが、大きく違うこととして、学校の英語では、英検とは違った力が求められます。 ・文法のルールを正確に理解する ・なぜその形になるのかを説明できる ・文の構造をルールとして理解する ・ 日本語を英語の語順に組み立てる ・教科書の英文を正確に読み、書く などです。 「読める」「聞ける」と「文法が分かる」は、同じではありません 例えば、「 I went to the library yesterday.」 という英文を見て、「私は昨日図書館へ行きました」と意味が分かったとします。 「なぜ go ではなく went なの?」と聞かれたら 「昨日だから……?」と答えますか? 「では、なぜ yesterday があると went になるの?」 「否定文にしたらどうなる?」「疑問文では?」 と聞かれると、急に難しくなることがあります。 英語を「見て分かる」だけではなく、文の仕組みを理解して、自分で使えることが大事なのです。 これが、中学校以降の英語では重要になってきます。 ただ、英検を一つのゴールにしてしまうのではなく、その先にある英語力につなげていくことが大切です。 大切なのは、 「3級に合格したから、もう大丈夫」ではなく、 体系的な文法として、いかに理解できているか、です。 中学校では、文法が複雑になり、英文も長くなっていきます。 だからこそ、小学生のうちから英検の級だけを見るのではなく、単語・文法・読む・聞く・話す・書くという力をバランスよく身につけておくことが、その後の英語学習につながっていきます。 英語は、試験に合格するためだけのものではありません。 「知っている」から「分かる」へ。 そして、「英語ができる」という自信を、中学校、高校、その先へつなげていく。 英検3級合格は、そのための一つの大切な通過点なのです。 だからこそ、竹原では、文法の指導に力を入れています。 パックンもこんなことを言っていました。 「文法は、料理でいうレシピです。単語は、材料です」と。 つまり、おなじ材料を使っても、レシピ=やり方、使い方、方法=文法をわかっていないと 全く別物になってしまうということです。 卵1つ、お湯にいれるだけでも、 ゆでる時間によってゆで卵になるのか、温泉卵になるのか、半熟卵になるのか 全然ちがってきますよね。 ちょっと分かりにくいと思うたとえになってしまったかもしれませんが、 とにかく、文法というのは非常に重要なものなのです。 英語は感覚でできるものではありません。 だから、体系立ててしっかり、文法を学ぶ必要があるのです。 とはいえ、文法だけやっていていても、それは机上の勉強にすぎません。 だから、小学生の4技能クラスではアウトプット=英会話を入れています。 English campや、留学など、実際に英語をつかう場面も用意します。 もし、自分のお子様が、 文法についてしっかり理解できていない、と感じるのであれば 是非、文法を学びましょう。 今の力を活かすのか、どれくらい活かすのか。 伸びしろはあるんですから、世界を広げていくチャンスです。


